第3回アフリカ開発会議(TICAD3)
 TOKYO INTERNATIONAL CONFERENCE ON AFRICAN DEVELOPMENT (TICAD)


TICAD IIIとは  2003年9月29日〜10月1日、第3回東京アフリカ開発会議(TICAD3)が開催されました。TIACD3は、政府、国際機関の国際会議です。

NGO側の動き〜TICAD 3のための市民行動(ACT2003)
 アフリカにかかわる日本のNGOは、TICADに市民の声、何よりもアフリカの人々や市民社会の声を反映させようと、TICADのための市民行動(Action Civil pour TICAD : 略称ACT2003)を立ち上げました。

ARCの参画
ARCはこれまで、小峯事務局長がACT2003会合に参加してきました。ACT2003では、(1)TICAD本会議で採択される「宣言文」へのNGO側の意見の反映、(2)本会議へのNGO(日本、海外)出席、(3)TICAD1〜2をうけて行われてきた活動のレビューを進めていこうとしています。(3)のレビューについては、分野ごとの分科会が作られ、ARCは紛争予防・平和構築分科会に参加しました。

ACT2003−紛争予防・平和構築分科会
紛争解決・平和構築分科会では、TICAD開始以降、TICADの共同開催者である日本政府、国際機関が、この分野でどのような取り組みを行ってきたかを検証し、今後の展望についてNGO/市民社会としての視点から、提言活動を行いました。

ACT2003作成「TICADについてQ&A」

Q.TICAD(ティカッド)は日本語で?
A.「アフリカ開発会議」と言います。TICADは、'Tokyo International Conference on African Development'の略ですから、直訳すれば「アフリカ開発に関する東京国際会議」となりますが、今はそう言いません。

Q.いつ行われたのですか?
A.1993年の10月に第1回目の会議が開かれました。第2回目は、それから5年後の1998年10月に開かれ、今年(2003年)の9月29日から3日間、第3回目の会議が予定されています。

Q.主催者は誰ですか?
A.この会議は、共催者会議です。日本で開かれますが、日本政府が単独で主催する会議ではありません。UNDP(国連開発計画)、UNOSCAL(国連アフリカおよび最貧国特別調整室)、GCA(アフリカのためのグローバル連合)、世界銀行という4機関と日本政府が共催する会議です。

Q.どんな人が参加するのですか?
A.アフリカ各国の元首、閣僚が参加します。国際機関や欧米のドナー、アジア各国の政府も参加します。NGOからの参加者は、第2回目から認められ、今年の第3回会議にも参加の予定です。経済界の動きについては、よくわかっていません。

Q.会議はどこで行われますか?
A.これまでずっと東京で行われました。今回も同様です。

Q.議題は何ですか?
A.TICADVについて述べます。3月3日、4日の準備会合(於エチオピア)では、以下のような提案にほぼ落ち着きました。

●Plenary session(全体会):
-10years of the TICAD Process (TICADプロセスの10年)
-Support for NEPAD (NEPADへのサポート)

●Priority Area/Approach(重点分野/重点アプローチ)
-Consolidation of Peace(平和の強化)
-Governance(ガバナンス)
-Agricultural Development(農業開発)
-Private Sector Development(民間セクターによる開発)
-Infrastructure(インフラストラクチャー)
-HRD(人的資源開発:教育・保健など)
-Water Supply(水供給)
-HIV/AIDS and Infectious Diseases(保健、エイズ、感染症)
-ICT(情報コミュニケーション技術)
-South-south Cooperation(南南協力)

●Outreach Session:Expansion of partnership(拡大セッション:パートナーシップの拡大):
-Dialogue with the civil society(市民社会との対話)
-Dialogue with the private sector(民間セクターとの対話)

Q.成果物は?
A.第1回が「東京宣言」(Tokyo Declaration on African Development)、第2回は東京行動計画(Tokyo Agenda for Action)という文書を採択しました。拠出金額を約束するという会合ではありません。第3回は「TICAD10周年記念宣言」の他、議長サマリーが採択される予定と聞いています。

Q.第1回目の時、NGOはどうしましたか?
A.まず、TICADは一貫して政府間会合です。1993年の第1回会議では、NGOの参加は全く認められませんでした。アフリカの開発に関する会議に政府の意見だけが盛られる、そのことに危機感を持った日本のNGO、市民および研究者はカンパを集め、アフリカのNGOをゲストに迎え、アフリカシンポジウムと題するイベントを実施しました。

Q.第2回目の時は、どうでしょうか?
A.日本のNGO、市民はACT(Action Civile pour TICAD)という連合体を結成し、アフリカのNGO、カナダのNGOと合同で提言書を作成しました。本会議に提出しました。本会議にもアフリカのNGOと共にオブザーバーとして参加しています。

Q.今年は、どうしますか?
A.昨年の8月から、旧ACTのメンバーが集まり、会合を重ねてきました。10月9日以降、ACT2003という名称の連合体を結成し、今年の4月21日からは新体制の下、本会議およびそのプロセスに対する活動を行っていきます。

Q.具体的には何でしょうか。
A.以下の活動を考えています。

・アフリカのNGOをゲストに迎えたシンポジウムの開催、
・アフリカのNGOと合同で提言書を作成、本会議に提出
・3回の地域会合に対する可能な限りのインプット
・本会議の全てのセッションにおける参加

 現在、ACT2003では、4つの分科会が立ち上がっています。
  @紛争予防・平和構築 
  A食料・農業・農村開発 
  B債務
  C感染症 

の4分野です。TICADの議題に符合する形ではありませんが、可能な限り、提言書作成、シンポの開催等に向けた活動を行っています。また、同時に、日本国内でアフリカに対する関心を広く喚起することも考えています。

Q.基本的なスタンスについてもう一度教えてください。
A.10年前のアフリカシンポジウムで、アフリカのゲストが語った「アフリカで日本が何がしているのか、そのことを日本人自身が知らない。その意味でアフリカは遠いのだ。」という発言は、今も生きています。
 これまでTICADに関わる日本のNGO、市民は、アフリカの草の根で活動しているひとびとの声を聞くというスタンスをとってきました。アフリカ開発の結果を引き受けるのは、現地の人々に他なりません。そうであれば、その人たちの声を伝え、彼ら彼女らの声を実際の開発に反映させることが必要だと考えます。

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