ARCは2004年、スーダン西部のダルフール地方での紛争について「スーダン緊急支援募金」を行いました。ダルフール地方から西のチャドに逃れたダルフール難民への支援のため、現地で活動をしているNGO「緑のサヘル」がチャド側の難民キャンプで行っている活動への支援に使わせていただきました。
以下では、その支援状況を報告いたします。
現在「緑のサヘル」は、地域のベースとなるアベシェに拠点開設し、アベシェ事務所には日本人2名が常駐、2名の現地アドミニストレーター、運転手などを雇用している。またアドレ、イリバに各2名とゲレダに1名の普及員を派遣している。
現在は家畜死骸処理と、粘土製改良カマドの普及を行っている。また、来年に向けて育苗所設置の可能性を検討し始めており、生産した苗を用いて植栽や防風林の設置などを行なう予定。また、植生保護区の設置も推進していく。その他、来年は野菜栽培支援なども視野に入れている。
総人数192,000人